文学的なハードロック
バンド名は江戸川乱歩の短編小説から拝借したと思われます。
椅子の中身をくりぬき自身が入り込み上に座られる感触を楽しむという、かなりマニアックな性癖全開の男からの手紙という体裁で進む、とても気持ち悪さが残る小説です。
現代で言うと、自身の部屋に隠しカメラを付けてその映像を観ていたら、ベッド下に侵入者が隠れた後に自分が帰ってきて、そこで映像が終わった、、という流れに似たような悍ましさを残します。
かなり人を選ぶと思いますが、私は大好きな小説です。
30分位だったかな?短い時間で読み切れるので興味を持たれた方は是非読んでみてください。
だいぶ話がそれましたが、人間椅子さんの曲はハードロックをベースとして日本の文学、怪奇、エロさを見事な割合でミックスしていてとても聴きごたえがあります。
その中でも品川心中がお気に入りです。
ギターの方はバイク、キャンプが趣味のようで、自身のYouTubeをよく拝見しています。
ベースの方は坊主、色白でベースを弾きながら歌うというスタイルが私にそっくりです。