年末年始は親戚に会い旧友に会いでずっと酒を飲んでいました。
電車の移動時間やちょっとした空き時間に、と評判のよさそうな短編集を探していたところ出会った伊坂幸太郎さんの逆ソクラテス。
とても良き短編が5話あり、読後の爽快感というかスッキリ!な感じが最高でした。
逆ソクラテス:
先入観を持って劣等生のレッテルをはる先生の価値観を生徒達が崩そうと、、
スロウではない:
リレー大会に向けてがんばる生徒達をいじめっ子気質の同級生が、、
非オプティマス:
情熱がなさそうな先生。その背景には教え子の親が、、
アンスポーツマンライク:
バスケットボールチームの5人が犯罪者を取り押さえるが、、
逆ワシントン:
親に虐待されていると思われる同級生が気がかりで彼の家の前でドローンを飛ばし、、
といった具合で、全て小学生が主人公の話なのですが奥が深くとても楽しめました。
各話間でつながりを示唆するような描写や伏線回収的なスッキリ感が最高な一冊です。
過去に本屋大賞にノミネートされていたようですし、是非オススメしたい一冊です。